社会福祉法人　ひかり会 守山学園｜滋賀県守山市｜児童養護施設｜児童福祉施設

2軒目の地域小規模児童養護施設「むさ」が近江八幡市内に完成し、子ども達の生活が始まりました。

年度途中での引っ越しになりますので、メンバーは、転校をせずに済むよう、高校生を主としてスタートしました。

週末に荷物の移動、通学ルートを確認したり、定期を購入したりと、バタバタと準備をし、週明けには学校に行き始めるという、忙しいスタートとなりました。

登校には、近江鉄道とＪＲを利用します。本園にいた頃は、守山駅までバスや自転車で通っていました。それに比べれば、駅まで徒歩10分程なので、楽になった、という声があります。

本園から、車で30分程かかるので、他のホームの子どもや職員と顔を合わせる機会が減ったのが、一軒目のあらみと、違う点です。

食事は、本園から材料を運ぶなどはせず、ホームでメニューを考え、材料の購入、調理、の全てを行います。子ども達が、買い物や調理を手伝ってくれることもあります。「お店が近くにあるから、便利やで」とのことです。

他のホームの子どもや職員と顔を合わせる機会が減りましたが、今のところ、子ども達は「寂しくないで！」と笑っています。それでも、親しかった職員が用事で顔を出すと、「何で来たんよ」と言いながらも出迎えてくれます。きょうだいで、ホームが離れている子どもも、隣のホームを訪ねるということはできなくなったので、出会う機会を意図的に作っていきます。

1軒目の＜あらみの家＞とは違い、全く新しい地域でのスタートです。地域の方とも関係を築き、子ども達がより良い生活を送れるよう、努めて参ります。

 

 

 

むさの家には、10人程度が入れる会議室もあります。外部の方が、子ども達と顔を合わせずに出入りできる造りになっています。